よくある質問

質問6:糖尿病に悩んでいます。温泉地に長期滞在して治療をしようと考えていますが、アドバイスをお願いします。

糖尿病治療の基本は、食事療法と運動療法です。温泉地に長期滞在することは、これらの療法をしっかりと行う絶好の機会となりますから、計画を立てて着実に実行していきましょう。

温泉プールでの運動は血糖値を改善する

温泉地での、入浴と運動のスケジュール例は以下のようなものになります。

まず、温泉入浴は、39~40℃程度の温度で、1日2~3回行い、また、昼食後には37~38℃くらいの温泉プールで水中運動を30分間行います。さらに最低でも1日1万歩の歩行、また各自の体力に応じて卓球や自転車こぎなどの運動も同時に行います。

このスケジュールを、カロリー制限食とともに継続して実行した結果、血糖値の最高値が当初500mg/dlあった患者さんが、2週間後には200mg/dlを切るくらいまでに改善された例が報告されています。特に温泉プールでの運動は効果が高く、30分で血糖値が約50mg/dl低下しています。

飲泉も血糖値を安定させる働きをする

また、飲泉療法も効果があります。北海道の川湯温泉で、ただのぬるま湯を飲んだ場合と、温泉(強酸性の硫黄泉を5倍に希釈したもの)を飲んだ場合で比較したところ、飲泉した場合には血糖値の上昇度が明らかに少なくなるという結果がでています。飲泉が糖尿病に効く泉質としては、硫黄泉のほかに、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、放射能泉などが挙げられます。

なお、森林浴などでストレスを解消し、リラックスすることも、血糖値の改善に効果があります。

月刊みんかつ 176号より

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