「地元の健康素材を活かした、健康づくりの旅」温泉、食事、運動、環境、地域の健康素材を活かした健康づくり
北海道名誉教授:健康づくりアドバイザー
阿岸 祐幸先生
温泉地に滞在し、その土地の「温泉」「食事」「運動」「環境」の4つを組み合わせたプログラムを体験することこれが健康づくり大学です。
今回は温泉療養、海洋浴研究の第一人者でもある阿岸先生に温泉療養の基本的な考え方と、開催地である新発田市紫雲寺地区の持つ温泉と海洋についての講義を受けました。
温泉の定義から始まり、今回開催地の紫雲寺温泉の特徴の解説、泉質はナトリウムー塩化物強塩温泉。温泉分析表を見ながら、確かめてみると海水成分と似ていることが分かり、よく温まる万人向きの温泉らしい。
入浴時の注意、一番身体に負担のかからない入浴法などを学びました。
積極的な健康づくりのための「運動」「食事」と続き海洋浴の話に聞き入りました。
「海洋浴」とは海洋性の気候や、海水、海の風などの健康素材を利用して、病気の改善や予防を図る健康法のこと。海岸の気候・環境による身体へどんな影響があるかを易しく解説、海辺で気軽にできる健康づくり法を知りました。その一つに、この後のプログラムでもある海辺をウォーキングすることがありました。海塩粒子を吸入することで肺活量の増加、血液循環の促進、心理的沈静作用が望めるそうです。
普段、海には行かないという人も、日常生活で海を身近に感じている人にも、健康づくり資源としての海の素晴らしさを知る講義となりました。